インディペンデント映画の”カメラを止めるな!”がめちゃくちゃに面白かったーって話
監督&俳優育成スクールであるENBUゼミナールにて制作された自主制作映画ことカメラを止めるな!を見てきましたがこれがもうスゲー面白かったのなんの…。
あちこちでめちゃくちゃに面白いと聞いていたので新宿14時公演の回に先週の土曜、ふらっと向かったら既に満席。で、もう残りは最終18時の絶叫上映の一席しか残っていない案内されました。もしかしたらネタバレがあるかも…?と店員さんも凄い丁寧にお話してくれたので、それはちょっとな、と思いつつもまあ絶叫上映行ったこともないしなーというノリで最後の一席を購入。
これが結果的に大正解…!
37分ワンカットの半端なく低予算感が凄いパニックゾンビ映画の撮影中を写した映画が流れ始め、気がつけば何故か撮影スタッフが本当にゾンビ化してしまって大パニックという展開だったのですが、まあここで素直に声を上げられるだけで既に面白い。
妙にセクシーなカメラアングルが来れば会場中からエロいぞー!と声が上がるし、逃げ惑うヒロインには頑張れーって応援も入るしでボルテージも自然に高まって最高。
肝心の内容についても丁寧な伏線があちこちに貼られながらもうてんやわんやなテンポでサクサクと進んでいくのでストレスフリーに楽しめる。可愛いヒロインが血みどろになりながらかつての恋人をブッ殺し、普通の明るいおばちゃんぽかったスタッフが次第に目が据わり、全員完全に殺すモードでゾンビを蹴り飛ばすわで痛快極まりない展開。そして一度何故ゾンビ化したのかがそれとなく明かされる感じでエンドロールが流れ出す…。
ここからはネタバレになるので、気になる方は戻って頂ければ…。
…そして明かされるのは実は全て一つのドラマを撮影したものだったという事実。ここからは後半戦として撮影の裏で何が起こっていたのかが丹念に明かされていきます。何故監督役の役者はちょいちょい消えては現れていたのか?不自然な台詞回し、妙に長いアップが続くカットインなどの細かい謎が爆笑と共に明かされていく様は本当に面白い!ノベルゲームのループものを見ているような爽快感がありつつ、どこか弱気な監督と反比例するような強気な娘が力を合わせてエンディングの為の大切な演出を実現していくという一匙分のドラマにとてもグッと来る!
連日満員大入りなのも頷ける快作でした!
ポスターもパンフも買ってサインまでもらってしまうほどに!
(あと監督の娘役の真魚という役者さんがスゲー可愛くてヤバかった)
是非おすすめですわ!